一番大事なことは

「症状によって出来なかったことができるようになること」

その為には「自分で治せる身体」＝自然治癒・免疫力の高まった状態にあること

はり・きゅうは筋肉を緩め血行を促し、「自分で治せる身体」へ導きます。

はり・きゅうの得意分野は

1．画像診断で映らない物を見る

症状があるのに「どこも異常が無い」と診断されるのは画像診断で映らないものに原因がある為です。

2．炎症のギリギリを極小範囲で緩める

ぎっくり腰など、痛みの根源を刺激すると痛みが増すことが考えられる場合、よく取られる方法はその周囲を緩めるやり方です。

面で緩める指圧・マッサージでは腰の下部に炎症がある場合、腰の周囲を押すと痛みが酷くなる可能性もありますが、

点で緩めるはり・きゅうでは炎症を刺激しないギリギリ近くの筋肉にアプローチが可能です。

3．少ない刺激で筋肉を緩められる

指圧やマッサージの後で症状が出ることがあります。大きく分けて二種類あり、体全体の重だるさ・眠気を伴うものと部分的な筋肉痛を伴うものです。ここで取り上げるのは後者の「もみごわり」「もみかえし」などと呼ばれる物です。

筋肉痛のような痛みの原因は、強すぎる刺激で筋肉が損傷し筋肉痛が引き起こされたと考えられます。

指圧やマッサージに比べて刺激範囲の狭いはり・きゅうでは、起こりにくいと言われています。（但し、狭い範囲に何度も打つと重だるい筋肉痛のようになります。原理は同じく筋肉の損傷によるものです）

全体の重だるさ・眠気にかんしてはこちら

以上がはり・きゅうの得意分野として挙げられます。他にも指圧やマッサージとの比較でよく言われることに

4．深い場所の筋肉に届く

5．即効性がある

等と言われますが、

4．ストレッチもやり方によっては深い場所の筋肉に効きますし、

5．整体の業にも即効性のある技術はあるので、

はり・きゅうのみの長所のような喧伝はおこがましいと私は考えます。