ここで言うマイナスの要素とは日常生活を送る上で身体にとって良くないことを指します。例えば、暴飲暴食、睡眠不足、精神的負担、外傷、運動不足、食の偏り、特定動作に偏った労働、房事過多、寒湿、暑熱、憤怒、恐懼、憂い悩み、高血圧、深酒、ヘビースモーカー…等々

反対のプラスの要素とは上記の逆です。日常生活を送る上で身体にとって良いことを指します。腹八分、良く噛む、質の良い睡眠、趣味を持つ、バランスの取れた食事、適度な運動、季節の変化に合わせた生活、心にわだかまりを持たない、己の分量とペースを把握して飲む…等々

以下は専門学校時代の実習室で言われた話です。

『花は土だけでも水だけでも咲かない。それらに加え日光、肥料、温度、湿度、空気の流れ、昆虫に微生物、様々な要素が組み合わさって花が咲く。人間の身体や症状も同じ。』

マイナスの要素が少なければ、症状の自覚もあまり感じられないでしょうが多くなれば深く思い症状となります。

プラスの要素も同様に、一つ、一種類、一回やることと複数・数種類組み合わせることではどちらがより実感を得られるでしょうか。

治るために「我慢したほうがいいですか？」「止めるべきでしょうか？」と訊かれることがあります。

それも一つの手立てです。でも、プラスの要素がマイナスの要素を上回れば、やりたかったことやお仕事を続けながら治していけます。だとしたら、あなたは何を選びますか？